2016年12月:グローバル人材育成教育学会ポスター発表

2016年度活動報告:ゼミ合宿in香港

8月10日~8月15日の6日間、番田ゼミ海外班10名は香港で開催されたFood Expo 2016に北陸製菓様のお手伝いとして参加させて頂きました。

8月10日 香港到着~北陸製菓様一同と合流 筆者:Ryo.K

 香港に着き最初に行ったことは北陸製菓様との会食です。高崎社長が行きつけの現地の人たちで賑わっているローカルなお店にご招待頂きました。次々に出てくる香港料理をいただき会食が始まりました。

 

 高崎社長の最初の印象はとてもオーラがある方と感じました。高崎社長からは、ビジネスの仕方や今までの社長のご経歴など、様々なお話を聞くことができました。高崎社長は自分の考えである軸をしっかりと持っており、それを元にビジネスをしているとおっしゃっていました。ビジネスは需要と供給で成り立っており、自分の考えである軸をしっかりと持つようにアドバイスをもらいました。学生一同、高崎社長の言葉でFood Expoのやる気が一層高まりました。

 ハン様には英語での説明、表現に関することや外国の人とのコミュニケーションの取り方を教わり、坂口様には就職の話を聞いていただきとても勉強になる会食でした。社会人の方と夕食を共にできたことは学生の身ではなかなか経験できないことであり、大変貴重な機会を与えて頂いたと感銘を受けております。

8月11日 香港Food Expo 1日目 筆者:Ryo.N

 香港Food Expo初日となった本日は、北陸製菓様一行と会場までの道のりを確認することから始まりました。途中香港で有名なスポットや市場に関して、高崎社長から様々なお話を伺いながら会場まで移動いたしました。

 会場に到着すると、北陸製菓様のブースだけでなく、急きょ、石川県の企業4社(和平商店様、佃食品様、米屋様、大根音松商店様)のお手伝いもさせていただくことになりました。突然のことに加え初日ということもあって慣れないことばかりだったと思いますが、以前の吉市醤油店様の展示会での経験を踏まえ、自ら考え行動しました。

 反省点としてはやはり語学能力の低さが挙げられます。まだまだ未熟であることを痛感したと同時に、会場内に数多くいらっしゃったバイリンガルの方々の能力の高さに感銘を受けました。他にも貿易や商売の仕方など様々な知識を得ることができ、初日ながらとても充実した時間を過ごすことが出来ました。

8月12日 香港Food Expo 2日目 筆者:Daiju

  香港Food Expo二日目です。2時間の休憩時間をいただき、会場内の色々なブースを見学する事ができました。その際、驚いたことは、母国語以外を話すことができるバイリンガルまたはマルチリンガルの多さでした。自分は日本の学校で英語を学んできましたが、実践の場で使えるほど堪能な知識は持っていません。しかし、展示会会場にいた多くの人々は、母国語以外の言語で交渉や説明を行えるほど語学に長けていました。世界基準と自分との力の差を意識することができる貴重な経験でした。

 バイヤー向けスペースである5階フロアには様々な国のブースがひしめき、日本ブースだけでもかなりの数の企業様が出展していました。いずれも規模が大きいわけではないのですが、どのブースも活気に満ち溢れており、海外展開に関する情熱をひしひしと感じることが出来ました。この点も学生の身では中々味わうことのできない貴重な経験でした。

8月13日 香港Food Expo 3日目 筆者:Igen

 いよいよ8月13日は展示会の最終日になります。初日と2日目は、バイヤー向けの商談会でしたが、最終日はバイヤーのみならず一般客も入場できるようになっていました。前日に比べて、とにかく大勢の人が来場しました。10時半ごろもうすでにブース前の通路を歩けないほど、集まっていました。

 記者やバイヤー向けの日本料理のプロモーション会場には、時間帯により、様々な日本の商品の宣伝活動がなされていました。卵焼きや和風カレーなどといった日本の定番の家庭料理が、調理をされながら、紹介されていきました。

 

 ブースには、バイヤーの方々だけでなく、記者、雑誌の編集者、商社の営業担当者、お得意様など、多種多様な方が訪れました。それらお客様の目的を理解したうえで、適切に対応するように心がけました。

 

 2016 香港 Food Expoの出展企業には、中国、アメリカなど様々な国がありました。その中でも、日本館は一番人気でした。やはり、日本食は現地でよく認識されています。何人かの来場者に聞いてみましたが、日本食品は「安全安心」、「こだわりがあり、よい品質」などの答えがありました。プレゼンテーションに耳を傾けている方々の反応を見た感じ、やはり日本の製品に関する信頼性、品質の高さは世界に通用するものだと確信を得たと同時に、こうした日本の企業様の活動が今後のグローバル社会においての日本の立場を形成していくのではないかと感じました。

8月14日 北陸製菓様一行の市場調査への同行 筆者:Hikari、Wakana

5日目の最終日には北陸製菓様に香港の高級スーパーマーケットから地元の方が利用するローカルなスーパーマーケットまで香港を代表する市場に案内して頂きました。

 香港には消費税がなく世界中の富裕層が集まっており、中国人だけでなく外国人が多くすんでいます。そのため外国の食材を幅広く扱う外国人向けのスーパーマーケットが充実しており、特にシティ・スーパーなどが有名です。

 シティ・スーパーは欧米や日本から仕入れた輸入商品を主に販売しているため値段が比較的高く、高級スーパーマーケットの1つとして認知されています。ローカル系スーパーマーケットとは違い、店内の商品は見た目も綺麗に並べられており、珍しい食材なども売られているので、見ているだけでも楽しめます。特に日本のお菓子やお酒、ドリンクなどがたくさん売られており、日本のスーパーと変わらないくらい日本の食品が充実しています。しかし値段は日本の倍で売られています。高い値段を払っても日本のものが好まれていることがわかります。

 ローカル系スーパーマーケットにも日本の食品は売られていますが値段は変わらず日本の倍します。しかし高級スーパーに比べて輸入商品は少ないように感じました。香港には日系のスーパーマーケットも多く見受けられました。ジャスコやアピタ、そごう(SOGO)内のスーパーマーケット、セブンイレブンなどがあります。しかし、香港のスーパーマーケットは日本のように購入した商品を袋詰めするためのカウンターはありません。レジで商品購入の際に、店員さんがマイバッグに商品を詰めてくれるからです。香港ではスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどでレジ袋の有料化(1枚50セント)されています。そのため、ほとんどの利用客がマイバッグを持参しています。どのスーパーでもレジの横では必ずオリジナルのエコバッグが販売されています。お土産にエコバックを購入する人もいるそうです。

 2階建てのバスや、電車で移動したため香港の街並みを楽しむこともできました。食品だけでなく、ファッションやコスメ、キャラクターが好まれているようで、香港には街には日本のブランドが立ち並んでいます。電車の中や、ホームには日本と同じ広告で表記が中国語のものをよく見受けられました。香港の市場をリサーチできた1日でした。

 3日間の展示会研修を終えた14日は北陸製菓様に香港の中心街でもあるセントラルを中心に市場調査の案内をしていただきました。市場調査の内容としてはスーパーマーケットなどの調査をメインにセントラル周辺の市場を見たり、九龍の露店街の視察なども行いました。

 お菓子のコーナーでは北陸製菓様のおかしも多数ありました。日本と同じお菓子も香港のシティスーパーでは1.5倍ほどの価格で香港の物価の高さを身を持って知ることができました。お菓子以外にもレトルト食品やドリンクなども日本のものがあることが分かり、香港での日本の製品の高品質への信頼が高いことが証明できたと考えています。

 香港での4日間のすべての研修を終え、北陸製菓様のご好意で海外班全員で打ち上げをさせて頂きました。実習最終日ということで、お世話になった北陸製菓様にお礼と今後の目標などに関して、メンバーが一言ずつ、簡単なスピーチを行わせて頂きました。北陸製菓様の高崎社長からは「1日1日を大切に過ごしなさい」というお言葉を頂戴しました。今現在、何気なく生きている毎日も、自分なりの信念と目標を持ちつつ、また自身のアイデンティティーを形成をすることを促しながら大切に過ごし、成長していきたいなと改めて実感することができました。今後とも貴社の成長と繁栄を番田ゼミ一同、心よりお祈り申し上げます。北陸製菓様、及び石川県の企業様方、本当にありがとうございました。

 

<今回お世話になった企業様方>

2016年度活動報告:ゼミ合宿in石川県

8月4日~8月7日に番田ゼミの9名で石川県へゼミ合宿へ行ってきました!

 1日目は石川に着いてすぐ、白山市国際交流サロンに向かい、北陸製菓様への提案を行うチームごとに分かれてパワーポイント、原稿の作成を行いました。皆、真剣に取り組んでいました。

 

 交流サロンでは金沢おでん「いっぷくや」の本田社長とお話をする機会がありました。

 近江町にある「いっぷくや」様では、外国人観光客が急増したため、ご依頼を受け、私たちゼミ学生でメニューの英訳を行いました。英語のメニューはとても重宝してくださっているとのことでした。また、地域活性化を進めて活動されているお話も伺いました。

 

 さらに、交流サロンでは、フランスの大学生でたまたま石川県に遊びに来られていたトマさんと出会い、互いの文化について話し合いました

 

 普段とは違う場所での人との触れ合いで視野が広がったように思えます。

 2日目は今回の合宿のメインである、北陸製菓株式会社様に出向き、学生である私たちなりに市場調査や企業分析をして提案をさせていただきました。

 9時に到着し、まだ慣れない私たちに最初に工場見学ということで製造過程を生地を練る状態から袋詰めまで全行程を見せていただきました。合宿にいく前に北陸製菓様から贈っていただいたビスケットの美味しさの秘密や裏方の仕事を知り、よりもっと多くの人に北陸製菓様のビスケットの美味しさを知っていただきたいと思うようになりました。

 プレゼンテーションでは、キャラクター班と新フレーバー班と新規開拓を考える班の3つに別れてグループワークを行い、私たちなりにEPAを絡めて提案させていただきました。メンバーのほとんど全員がそのような経験は初めてであったので、とても緊張しましたが、北陸製菓様から生のアドバイスを頂くことでいろいろ学ぶことも出来ましたし、自分への可能性をも感じることが出来ました。

 北陸製菓様へのプレゼンテーションが終わった後は、観光をしました。

金沢では、バスを利用し21世紀美術館と金沢で有名な金箔アイスを食べました。

 その後の夕食では、酒蔵をを改装し隠れ家のようなフレンチレストランにお邪魔しました。

 コースはとても絶品でお腹いっぱい食べました。お酒もこだわりが強く、日本酒カクテルはどれも美味しくゼミ生同士で交換し合い味見しました。

 

 3日目と4日目は、白山ふもと会事務局の山下俊之さまに2日間のすべてのコーディネイトをして頂きました。山に精通した山下和樹さまには、ガイドをして頂きました。

 まず3日目は山散策とジビエ講習会に参加させて頂きました。

 私達は都会でしか生活してこなかったので初めは虫に怯えていましたが、綺麗な空気、キノコや木の実、珍しい昆虫など普段触れることのできない自然を沢山感じることができました。

 

画像:猪狩のための箱罠

 ジビエ講習会では一般社団法人白山ふもと会様の有本勲さまから野獣事業についてお話しを伺いました。

 野獣の農業被害を理由に殺処分してきた獣肉を活用できないかをきっかけに始めたそうです。ジビエは農業被害を防ぐだけでなくハンター、ふもと会、白山を始めとする地元の方々に活気をもたらしているのだと知りました。体験学習を通じてもっと多くの人がこのような活動を知って欲しいと思いました。

 午後は、山菜などを栽培中の畑を見て回りました。

 山に囲まれ、非常に空気の澄んでいるそこでは、山のふもとから流れている水が畑に流れていて、優れた環境で育てられていることが感じられました。私たちよりもはるかに高いひまわりがさらにそのことを物語っているように思えました。

 夜には、地域のジビエ活動に関わる方々が来てくださり、懇談会が開かれました。その方々のおかげで、そこでしか味わえない貴重なお酒や、何よりも猪の肉を贅沢に、存分に味わうことができました。狩りを行っている写真がたくさん詰まったアルバムも見せていただき、リアルな動物の解体場面を見て衝撃を受けました。 

              

画像:猪肉を使ったお蕎麦

 最終日の4日目は、白山国立公園へ行って展望台まで登りました。

 山は虫がたくさんいて結構急な山道で大変でした。曇っていて遠くのほうまでは見えませんでしたが、展望台に到着したら綺麗な景色が見え、達成感を味わうことができたり、自然を感じることができて登ってよかったなと感じました。

 午後は白山比咩神社に行きました。

 この神社は、日本三大霊山のひとつになっています。みんなでお参りをしたりおみくじを引いたりしました。

 とても有意義な1日を過ごすことができました。

 この4日間で、都会では味わうことのできない石川県の自然や文化など様々なものに触れることができ、とても良い経験になりました。今回のゼミ合宿にあたりご協力いただきました皆様、お忙しい中、私たちのために貴重なお時間を頂戴し本当にありがとうございました!

2016年度活動報告:グローバル人材育成学会への参加

 6月4日に産業能率大学では、グローバル人材育成教育学会が主催する第3回関東支部大会が開催されました。本大会では本学の講師陣を含む様々な教育者、研究者に加え、今日のクローバル社会を支える様々な企業、法人の方々、高校生や大学生といった学生に至るまで業種や身分を問わず様々な方々が集まりました。そんな中で本ゼミの学生は大会のサポートを行うスタッフとして様々な業務に従事する形で本大会に参加させて頂きました。 

 

 従事させて頂いた業務としては会場の設営や準備、名刺等の作成から当日の受付や案内といった役割まで多岐に渡りますが、全員が何らかの役割を担い、それぞれ色々な形で大会に貢献できたと考えています。また大会当日にスタッフとして参加した学生は大会参加者のスピーチや発表を一部、実際に見学させて頂くことができました。教師や法人の方、学生の発表を聞き、多くの知識や発見を得て、見聞を深める貴重な経験となり、本ゼミの活動の質だけでなく、自身の成長にもつながったと思います。

 

 結果として、役割は異なりますが自分の役割を全うし活躍する良い機会であったと感じております。しかしながらこれに驕らず、今後とも様々な活動に意欲的に参加し、個々人の力を高めると同時に、ゼミとしての結束力も高めるためより一層の努力が必要であると感じております。ともあれ今回の学会への参加で海外に対する知識を増やすことができたのではないかと思います。参加していた皆様、お疲れ様でした。

2016年度活動報告:異文化交流フェスタへの参加

 皆様こんにちは、番田ゼミ広報部のDaijuと申します。今回我々番田ゼミでは「異文化交流フェスタ」という研究会に参加させていただきました。研究会を通して、ベトナムについて深く知ることができたり、留学生の方々と様々な形で交流させていただくことができました。本記事では参加を通して感じたこと、学んだことに関して書いていきたいと思います。

 

  発表の一週間前、初めての顔合わせ会兼パワーポイントの添削を行った際、ベトナム人の留学生と発表について様々な話をしました。私が発表にかける思いを聞くと、「発表を聞いた人にベトナムを好きになってもらいたい。そして、日本人と友達になりたい。」とおっしゃっていました。私は、慣れない日本語で発表する事に臆することなく、とても積極的に準備をしていた彼女らの力になりたいと思い、発表の前日、放課後に学校に集まり、発表の予行練習を行いました。一週間前よりも格段に良くなっている発表に、大きな期待と、更に良い発表にしたいという気持ちになりました。結果として本番も無事発表は成功し、彼女たちから「ありがとう」と言われた時、こんな自分でも力になれたことを誇らしく思っています。留学生と交流できる機会はとても貴重な経験であったと考えており、この様な経験が出来る機会を与えていただいたことをとても光栄であると考えています。

 最後に、短い期間ではありましたが留学生の方々と関わる事で、自分たちも何か目標を持ち、それに向かって努力することが必要であると改めて実感し、自分自身も何かを為し得ようと切磋琢磨するべきと感じました。また、彼女らは母国語以外に日本語を学び、そして素晴らしい発表をしていました。もし自分が異国の言葉で発表する立場だったらどうだっただろう、今の自分のままではきっと伝えたい事は何も相手に伝わらないと、語学力の無さは致命的になるとと再度危機感を覚えました。この行事を通じて「学ぶ」という事にもっと真剣に取り組まなくてはいけないと考えるきっかけを得ることができたと考えています。

2016年最初の活動:吉市醤油店様展示会への参加報告

 本年度最初の活動として本ゼミでは2月10日から12日にかけて東京ビックサイトで行われた「第一回こだわり食品フェア 2016」、及び3月8日から10日の間幕張メッセで行われた「第41回国際食品・飲料展」にお手伝いとして参加させて頂きました!

 

 お手伝いさせて頂いたのは石川県を拠点に醤油等を中心とした発酵食品の製造、販売を行っている吉市醤油店様です。今回は展示会において国内外のバイヤーに対する商品の簡単な紹介、及び宣伝等をさせて頂きました。本ゼミにおいて企業様の業務に参加し、実際に活動を行う初めての体験だったため、何かと緊張することや、苦戦する場面もありましたが、活動に参加したメンバーにとってとても多くの収穫がありました。

 

 今回の活動は海外のバイヤーの業務を実際に見ることや、実際に海外へ輸出を行っている日本の事業者に携わることで、貿易業の業務内容等について一部ではありますが実践的な知識や経験を得ることができました。グローバル社会が当たり前になりつつある現代において、商取引で国と国とを繋ぐ貿易は無くてはならないものであり、今後も更なる発展をすることでしょう。改めて吉田昇市社長、大変お忙しいところ活動に参加させて頂き、心よりお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!

2015年度の活動記録:Joeri先生の特別講義

 皆様こんにちは、番田ゼミ広報部のRyoです。2015年12月16日にベルギーから来日しているJoeri先生による特別講義が行われました。英語の講義というわけではなく、様々な言語を身につけたバイリンガルである彼による、外国語の効率の良い学習方法がメインの内容となっていました。

 

 彼の講義内容から、外国語を学ぶ上で本当に重要なのは文法や単語の知識を身につけることではなく、成功している、上手くいっている会話を見て、モデリングを行うこと、すなわち実際に会話をしているシーンを繰り返し見たり、実際に会話をしてみることが重要であることを学びました。この講義は国際交流を主目的とする私たちにとってとても有意義な時間になったことと思います。また、講義だけでなく、彼と英語を使ったゲームやコミュニケーションを行い、少しだけモデリングの実践を行うこともできました。(お菓子も貰っちゃいました!)

 講義としても有意義な時間が得られたことと思いますが、楽しい時間でもあったと思います。また彼は今後もゼミ活動に関わってくれるそうです、今後ともよろしくお願い致します。Joeri先生、お忙しい所本当にありがとうございました!!

2014年度生 2年後期組活動開始!

 皆様始めまして、この度番田ゼミ2014年度生の広報部長に任命されましたRyoと申します。活動開始が大分遅れてしまいましたが、これからゼミの活動やイベントに関して紹介などを行っていきたいと思いますので、他3人のメンバー共々よろしくお願い申し上げます。

 

2014年度生 活動記録

留学生として後期を過ごして 

私は留学生として、現実の日本と台湾の大学で学んだ日本は全然違いうと思います。日本人の謹厳な考え方や整然として秩序立っている社会は本当にいいと思います。台湾人と比べて、日本の皆が勤勉家です、日本人は信用がなにより重視し、時間を守ることも重視します。一方、日本社会の便利や問題も実感されました。私は至る所で自動販売機が見つけることができます、本当にいいと思います。日本人のプレッシャーもあちこちで感じることができます、毎日電車のなかで皆が疲労困憊みたいです、日本の強さの秘密はすぐにわかりました、日本の皆は日本社会の功労者です。(Kanshi)

Project Based Learning 2014.11.9,10 成果発表会

<4班>私たち4班は、1000万円を使ってプランを提案するという課題に取り組むにあたって、10月は分析を行ってパワーポイントにまとめ、11月にプレゼンテーション練習を行うというスケジュールをたてました。

私たちの班が最も力を入れたことは分析です。3C分析、5Forces分析、SWOT分析、ポジショニングマップを分担して行いました。プレゼンテーションの際にも、周りの人から「分析がよくできていた」といった感想ももらうことができました。しかし、VRIO分析やシナジー効果の分析は行わなかったので、次回からは多くの分析を行いたいという課題も出ました。(Mitsuki)

<5班>私たち5班は、PBLの課題について、SWOT、ポジショニングなどの分析を駆使し、「模擬結婚式」に視点を置いて、課題を進めてきました。私たちの班は、授業時間以外で集まる時間を取ることができず、苦戦を強いられましたが、それぞれが情報を集め、一人のメンバーに負担をかけてしまったりしながらも、課題を完成させました。クラス発表では、緊張や不安がある中、クラス代表という大役を任せていただきました。学園祭当日、それぞれの代表チームが揃う中で発表しました。他のグループ代表の発表は、完成度が高く、どれだけ力を入れてきたのかが伝わってきました。力の差を感じさせられて、自分たちがベストを尽くせていなかったことを感じました。ですが、大きな経験になったと思いました。(Taichi)

<3班>私たちは当初、基礎ゼミの時間以外ではほとんど時間を合わせることができず、なかなか集まることができないまま苦戦を強いられました。基礎ゼミの時間では、ホテルの部屋の模様替えをするプランで話が進んでいましたが、PBLの質問会を終え、予算の関係上模様替えは厳しいということになり、急遽プランを変更。レストランブライダルの発展という方向に軌道を修正していきました。メンバーの中で分析する項目を役割として振り分けた後、最終的にはメンバーの一人がそれらをまとめ上げるという形で完成まで至りました。道中、様々なハプニングにも見舞われ、メンバーそれぞれが反省し、これを新たな成長の種としていきたいと思います。(Ryosuke)

<2班>PBLの活動については分析、プランなど役割を割り当てそれぞれが作品の完成に向けしっかり取り組んだ。しかし初めに与えられたデータを用いた分析を十分に行っていなかったり、発表までの間になかなかグループでの話し合いを設けられなかったりとプロセスの中でアクションが足りなかった部分もあったと思う。その結果として発表時に目安時間を大きく超えてしまい、また聞き手が理解しやすい工夫が不足してしまったと感じる。しかし今回プロセスにおける反省、ポスター発表における他のゼミの先生からの指摘などから良い意味で多くの課題が見つかった。私たちの今回の活動を無駄にしないためにもこの課題を踏まえ、しっかりと次につなげたい。(Tatsuya)

1班>私たちのグループはとてもはじめ、行き詰まっていた。行き詰まって分析もせずにアンケートやプランだけを考えていってしまったのが、私たちの班の最大の欠点である。プランとしては私たちの班はとても良かったと思うが、やはり他の班と比べて分析が少ないため、説得力にかけていた。今回のプレゼンテーションでどれだけ分析が必要なのかがわかった。まず、分析を行いそこからわかったことでプランを考えることが一番説得力があると思った。今度プレゼンテーションをするときにはまず、分析の種類をさまざまおこないそこからわかったことでプランを考えることが必要だと今回のことでわかった。(Satsuki)

 当記事では、一学年の全生徒がゼミ単位で行っているPBL(Project Based Learning)、和訳すると「課題解決型学習」の活動について、我々3班が行った活動などをお伝えしたいと思います。

 はじめに、大学では、自ら何が問題かを考え、発見し、その問題を様々な知識や能力を用いて解決に導くという、いわば「問題解決」をどのように行えば良いかを考える演習として、「課題解決型学習」を行っています。一年次においては、実際に様々な事業を展開する企業の方々から課題を提示して頂き、その課題を生徒が実際にデータ収集を行ったり、新たな知識を身に着けたり、グループで役割分担を決めて議論を行うといったことを通して、合理的な解決手段を発見し、それを上手く伝えるという授業を行っています。この授業は、問題解決の基本について考え、画期的な解決手法を身に着け、正解の無い問題で溢れる社会で活躍できる人間になるための第一歩であると言えると私は思います。

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、筆者もこの授業に実際に参加し、様々な活動に参加させて頂きました。我々も含め、他の大半の班のメンバーからしてみても課題は中々縁のないものであったため、施策を考えるのも一筋縄ではいかないと感じたのでは無いでしょうか。当然、我々の班でもメンバー全員が頭を抱えることになります、「ブライダルと言われてもどんな事業を行っているのかがまず分からない」、「新しい事業とは言うが、そもそもこれ以上展開できる計画なんて考え付かない」、「何とか考え付いたが、それの裏付けを取るためのデータが見つからない」、これ以外にも様々な問題が生じ、どこから手を付けていいのか、誰が何を担当するのか、そんな初歩的なことすら決まらない事態に陥り、毎週毎週集まって話し合いをしても、あまり有意義な情報を得ることや、画期的な案が出ることは殆どありませんでした。

 そんな中で、我々は何とか役割分担をし、情報共有を試みて、何とか「レストラン・ブライダル」という案を導き出しました。この案は、4つのレストランを利用し、そこで式を挙げられるようにすることで、新たな収益を獲得するという名目でスタートしました。ホテルにあるレストランはどれもおおよそ回転率が20%ほどであり、集客率の少ない時間は、収益が少ないため、その時間に式を入れることで、回転率の向上に繋がるのではないか、また、規模や予算の面から、他社との競合が少ない客層はないかと考え、集客率の少ない時間のデータ、現状の規模や予算のデータなどを調べ、より現実的なものとして案を具体化していきました。

さて、何とかある程度具体的な事業計画が決まったものの、その後はメンバーのスケジュールの都合が中々合わず、発表直前まで碌に議論を行うことが出来なかったため、結果として、中途半端な仕上がりのまま、プレゼンテーションを行う結果になってしまいました。具体的には、分析を怠っていたり、他社がどういった客層を狙っているのかをスライドに記載出来ていなかったり、予算の見積が行えていなかったりと、事業計画において必須ともいえる部分において致命的なミスを犯していました。

 我々の班の活動があまりうまく運ばなかったことは、もうお分かり頂けたと思います。上手くいかなかった要因は、スケジュールが合わなかったこと、誰が指揮を執るかが曖昧になっていたこと、役割分担がきちんとしていなかったこと、挙げれば様々ですが、我々の班の失敗の最大の原因を挙げるのであれば、目標を上手く定めることが出来ていなかったことではないだろうかと、我々は考えています。

 さて、後半は失敗談ばかりを綴ってしまいましたが、今回の経験は、全くの未知のことについて考え、その事に対して試行錯誤を重ねるという問題解決の基本をメンバー全員が身に着けることが出来たのではないでしょうか、完成度の良し悪しはともかく、未知の問題にメンバーが一丸となって向き合おうとしたことに意義があるのではないでしょうか、少なくとも筆者はそのように感じています。